オリックス・バファローズ 2019年シーズンを振り返ってみます

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どうも。オリックスファンのケンスです。

2019年シーズンもとうに過ぎ、いまはオフを迎え2020年シーズンに向けて動き出そうというこの時期。タイミングとしてどうかとは思いますが、昨シーズンを振り返っておこうかなと思いまして。

というのも、2019年シーズン前にこんな記事を書いたんですよね。

どうも。オリックスファンのケンスです。 この記事を書いているのは2019年3月ということで、いよいよ迫ってきましたね。プロ野球シーズンの開幕が。優勝を争う熱いペナントレースが始まるわけで...

2019年、オリックス・バファローズが優勝してしまう件。すばらしいタイトル。期待を込めてこの記事を書いたのですが、蓋を開けてみると2019年シーズンは……

まさかの最下位!!!
恥をかかせてくれたな!!!

「優勝してしまう」とまで言ったのに。やってくれるやん。めちゃめちゃ裏切ってくれるやん。

いやでも、こんなはずじゃなかったんやけどなあ……。ポテンシャルあるはずやけどなあ……。最下位とはな……。

寂しい結果に終わってしまった2019年シーズン。なぜダメだったのかを振り返ってみたいと思います。

2019年シーズン統括

2019年のオリックス・バファローズは143試合を戦い、61勝75敗7分で最下位に終わりました。優勝した西武とは16ゲーム離されての最下位。また5年連続のBクラスということで残念なシーズンになってしまいました。

ファンとしてはシーズン開幕からロケットスタートを決めてほしいところですが、6試合戦って白星なし。7試合目でようやく初勝利という不安すぎるスタート。結局4月終了時ですでに最下位。その後も浮上する兆しもなく、5月も低調な成績でした。

早くも終戦ですか……と若干諦めムードで迎えた6月の交流戦で息を吹き返します。なんと交流戦2位。毎年交流戦だけは強いやんけ!よっしゃこのまま浮上していくぞ!と期待したのですが、7月はまたしても不調に。なんてこった。

しかし、なぜか8月に驚異の追い上げを見せてくれます。8月の勝率はリーグ2位!8月終了時にはついに最下位脱出!(同率5位ですけど)

おいおい!夢見せてくれるやん!!もしやAクラスいけんちゃうの!!この時期、下位4チームが3ゲーム差という混戦だったので、ワンチャンあるのでは!と期待が膨らみます。

ですが、9月にまさかの大失速。9月入っていきなり9連敗を喫するほど。8月の好成績に酔っていましたが一気に目が覚めました。もうバッチリと。

しかもシーズン通して1番負けたのがこの9月。浮上するかと思いきやの大失速で結局最下位。前年は4位でしたので順位は下がってしまいました。

6月と8月にだけみればいい感じだったのに、他の月がダメすぎました。最下位は仕方ない結果ですね。特に8月から9月にかけては持ち上げるだけ持ち上げて、めちゃめちゃ落とされるというダメージの残る展開でした。

2019年シーズン、ここがダメだった

監督の手腕に疑問符(いいところもあったけど)

2019年シーズンは前年から監督が変わり、西村徳文新監督が指揮を執りました。新監督の采配に大いに期待したのですが……正直微妙なところがあったのかなと思います。

早めに守備固めをしてしまうため終盤に期待できる代打がいない、ベンチに俊足巧打的なタイプの選手ばかりで大砲を置かない、など。

采配がバッシィ!!と決まったみたいなことはなかったような。この点は残念だったかなと思います。

ただ若手を数多く起用し世代交代が進んだこと、前年と比べて盗塁数は増加した(走塁意識の改革)ことなど、いいところもありました。

ジョーイ・メネセス選手の誤算

2019年シーズン前に獲得したのがジョーイ・メネセス選手。2018年のアメリカマイナーリーグ3Aの本塁打王・打点王の2冠をとったということでこれはやってくれる!と期待大の選手でした。

が、シーズン開幕からスタメンで出るも鳴かず飛ばず。5月には負傷で登録抹消されてしまいました。まあ怪我明けにバリバリ活躍してくれるやろ!と期待するも6月にはなんとドーピング検査に引っかかるという予想外の展開。ドーピング違反ということで2020年6月までの1年間の出場停止処分となり、そのまま契約解除となりました

打撃が課題と言われていたチームにおいて、その課題解消に一役買ってくれるとみていただけにこれは大きな誤算でしたね。

中堅・ベテラン陣の不調

チームを引っ張るべき中堅・ベテラン選手がこぞって不調に終わってしまいました。その極めつけがT-岡田選手でしょう。レギュラー定着後最低の成績で、シーズンをほぼ2軍で過ごすという結果に。

なんだかんだまだまだオリックスの顔なんやし、ファンに愛されている選手。頼むわT!

あとは安達選手ね。前半は信じられない守備のミスを犯したり、明らかに不調。後半戦は盛り返した感じあったけど。安達は病気のこともあるやろうけど頑張ってほしい。

増井選手も不調でした。前年は絶対的なクローザーだったのに2019年は打ち込まれることが多く、ついにはクローザーの地位を剥奪され、中継ぎとしてシーズン終了。力はあるはずやから2020年はもうちょい踏ん張ってほしい。

いいチームというのは若手・中堅・ベテランがいい感じに融合しているものだと思うので、その点が2019年はちょっと欠けていたのかなと思います。

とはいえ希望はあった

山岡&山本のタイトル獲得

チームは最下位になってしまいましたがタイトルホルダーが2人も出ました。山岡泰輔投手が最高勝率、山本由伸投手が最優秀防御率を獲得。前年はタイトル獲った選手はいませんでしたから、これは素直に嬉しかったですね。

山岡は勝率も立派ですが、初めての2ケタ勝利、3年連続規定投球回達成という名実ともにエースといっていい成績。貯金もしっかり作り、「投げれば負けない」というのはファンとしては安心できます。

そして由伸。2019年は先発に再転向ということで、どこまで先発で活躍できるか未知数でしたが蓋を開けてみるとえげつない大活躍。シーズン序盤のソフトバンクとの試合はえぐすぎた。もっと勝ち星がついて当然の成績なので、2020年は報われることを祈ります。

吉田正尚、安定の活躍

投のヒーローは山岡・山本なら打のヒーローはこの人しかいません。マッチョマン吉田正尚。今年も大活躍してくれました。

2年連続の全143試合出場、打率.322、本塁打29本、打点85と孤軍奮闘。打率は終盤まで首位打者争いを展開し、僅差で及ばなかったもののリーグ2位の成績を残しました。

オールスターも出るしベストナインに選ばれるし日本代表にも選ばれるしでもう完全にオリックスの中心選手。もっといえばリーグを代表する選手といっても大げさではないでしょう。

シーズン序盤は大不振だったのに終わってみるとえげつない成績。これ最初から好調やったらどないなるんや……という期待しかない選手ですね。

ルーキー中川、交流戦首位打者獲得

個人的にやったぜ!となったのがルーキー中川圭太選手の活躍。ルーキーながらスタメンに定着しチーム3位の111試合に出場。交流戦では全18試合に出場し、交流戦打率.386をマークし、新人として史上初の交流戦首位打者に輝きました。

ドラフト7位のルーキーですよ。だれがこんな活躍を予見できますか。これがドラフトのおもしろいところですね。下位指名選手がのし上がっていくのは感情移入しちゃいますわ。

まとめ

ということで2019年シーズンをざっと振り返ってみました。

投打のヒーローが期待通りの活躍をし、若手の台頭もありつつも結果的には力が及ばなかったシーズンだったと思います。

特に打つ方ですね。1年間主力で出たのが正尚、福田、若月の3選手くらいと不動のレギュラーといえる選手が少なかったのも敗因のひとつかもしれません。

あと投手陣はいいイメージがあるのですが、実は中継ぎはあまり良くありませんでした。成績を残したのは海田さんくらい。先発も山岡と由伸が圧倒的すぎてその次が落ちてしまう印象です。

しっかりした投打の軸はいるので、あとはその周りをがっちり固めることができれば全然期待できるチームのはずです。2020年シーズンこそ!期待してるんで頼むわ!

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