大阪〜名古屋間を安く移動できる方法としておすすめなのが近鉄特急アーバンライナー。料金も安いし、個人的に好きなので大阪〜名古屋間の移動にはよく使っています。
アーバンライナーは運賃+特急料金を合わせて4,340円のところ、金券ショップでバラ売りしている「近鉄名阪まる得きっぷ」を利用すれば片道3,200〜3,500円くらいで行けていました。アーバンライナーに乗るにはこの「近鉄名阪まる得きっぷ」を購入するのが一番安く、またポピュラーな方法でした。
ですが「近鉄名阪まる得きっぷ」は2017年末に発売終了になってしまい、この方法は使えなくなりました。残念……。まあ正規料金の4,340円でも安いっちゃ安いけど……より安くアーバンライナーに乗る方法はないものか……。
と、途方に暮れていたら近鉄さんが用意してくれてたんですよ!安く乗る方法を!
グッジョブ近鉄!ありがとう近鉄!
ということで、近鉄特急アーバンライナーに格安で乗る方法をご紹介します。
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アーバンライナーとは
改めてアーバンライナーについて説明すると、近畿日本鉄道(通称・近鉄)が運行する大阪難波駅と近鉄名古屋駅を結ぶ近鉄特急車両のこと。大阪難波駅から近鉄名古屋駅間をほぼノンストップで運行し、最短2時間5分ほどで到着します。
停車駅や車両が違うものもありますが、料金は同じで乗車券2,410円+特急券1,930円の計4,340円。プラス520円を支払うとデラックスシートというちょっとゴージャスな席に乗れます。
アーバンライナーの魅力については「大阪名古屋間の移動は近鉄特急アーバンライナーがコスパ最高」の記事で力説していますのでぜひお読みください。
アーバンライナーに最安で乗車する方法
アーバンライナーに格安で乗車する方法ですが、現在は「名阪ビジネス回数きっぷ」もしくは「近鉄株主優待券」と「名阪チケレス割」を組み合わせるのが一番お得です。
「名阪ビジネス回数きっぷ」もしくは「近鉄株主優待券」で乗車券を、「名阪チケレス割」で特急券を安く購入する、というイメージです。
通常料金 | 名阪ビジネス回数きっぷ +名阪チケレス割 | 近鉄株主優待券 +名阪チケレス割 | |
---|---|---|---|
乗車券 | 2,410円 | 1,800円~2,200円 | |
特急券 | 1,930円 | 1,630円(前日までに購入) | |
合計 | 4,340円 | 3,430円~3,830円 |
※名阪ビジネス回数きっぷ、近鉄株主優待券は金券ショップで1枚購入の想定。
通常料金4,340円のところ、3,430円~3,830円でアーバンライナーに乗ることができるので、最安で910円お得!約20%OFF!こいつはありがてえ!
ただ名阪ビジネス回数きっぷ、近鉄株主優待券とも在庫がない場合もありますのでその点は注意してください。
名阪ビジネス回数きっぷの購入方法
「名阪ビジネス回数きっぷ」は2019年10月1日より発売されている回数乗車券。大阪〜名古屋間の普通乗車券10回分の運賃(24,100円)で14回分乗車でき、1回あたり約1,720円となるお得なきっぷです。
発売期間や有効期間、乗車できる区間など条件があるのでその点は確認しておきましょう。
発売期間 | 2019年10月1日(火)から2020年9月30日(水)まで |
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有効期間 | 発売日から3ヶ月間有効 |
セット内容 | 大阪難波駅~鶴橋駅から近鉄名古屋駅間の乗車券(14枚つづり) |
発売価格 | おとな 24,100円 ※小児用の設定はありません。 |
1枚あたり | 約1,720円 |
発売箇所 | 大阪難波、近鉄日本橋、大阪上本町、鶴橋、近鉄名古屋に設置の自動券売機 |
近鉄の自動券売機では14枚つづり24,100円で販売しており、バラで購入することはできません。ですが金券ショップでは1枚単位で売っていることがあり、これを購入することで通常価格より安く乗車できることになります。
ちなみに金券ショップでは1枚1,800円~2,200円ほどで売られています。在庫がない場合もあるのでその点はご注意ください。
近鉄株主優待券の購入方法
近鉄株主優待券には「沿線観光施設招待乗車券」と「株主優待乗車券」があります。どちらも1枚で近鉄電車全線(葛城山ロープウェイを除く)に区間設定なしで乗車することができます。ただし途中下車はできません。
ちなみに「沿線観光施設招待乗車券」と「株主優待乗車券」の違いですが、「沿線観光施設招待乗車券」は好きな区間の片道乗車できる上に、近鉄の沿線にある観光施設などが割引価格で利用できます。
今回のように大阪〜名古屋間の乗車に使う場合はどちらも違いはありません。
株主優待券は近鉄の株主でないともらえないのですが、「名阪ビジネス回数きっぷ」と同じく金券ショップで手に入れることができます。1枚1,800円~2,000円ほどで購入できます。こちらも在庫にはご注意を。
近鉄株主優待券は券売機で買うような切符と同じようなサイズです。
特急券はチケットレスがお得!
乗車券が準備できたら次は特急券ですが、こちらはチケットレスサービスの「名阪チケレス割」を利用するのがお得です。
「名阪チケレス割」とは特急券をインターネットで予約・購入することで受けることができる割引サービス。
乗車日前日までの購入で大人1,930円のところ、300円引きの1,630円になります。乗車当日でも100円引きの1,830円で購入できるので使わない手はありません。
対象期間 | 2019年1月7日(月)から2020年3月13日(金)までの乗車となる特急券 |
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対象区間 | 大阪難波駅、大阪上本町駅、鶴橋駅~近鉄名古屋駅間 |
乗車日の 前日までに購入 | 大人1,930円→1,630円(300円引き) 子ども970円→820円(150円引き) |
当日乗車列車 発車時刻までに購入 | 大人1,930円→1,830円(100円引き) 子ども970円→920円(50円引き) |
列車変更 | インターネット上で3回まで可能 |
対象期間が2020年3月13日(金)までとなっていますが、それまではかなりありがたい割引サービスですね。3回まで予約した列車が変更できるのもうれしいポイント。
さらに近鉄のネット予約は会員登録しなくても利用できるんです!これ地味に便利。
ネット予約といえば会員登録が必要だったりして面倒だなというイメージがありますが、登録不要なのでサクッと使えます!たまにしか乗らない人にはありがたいんじゃないでしょうか。
もちろん会員登録することも可能で、登録すると購入金額の10%がポイントとして還元されます。このポイントは特急券に交換することができます。実質10%OFFみたいなものなので、アーバンライナーをよく使う人は会員登録することをおすすめします。
チケットレス特急券の予約・購入方法
まずは近鉄電車の予約・購入サイトへアクセスします。
下の方にある「会員登録せずに特急券を購入する」をタップします。(PCの場合は右下の方にあります)
【特急券 購入】の下、「購入開始」ボタンをタップします。
列車検索の画面に移りますので、特急券を購入する列車を検索します。乗車日時、乗車区間を入力して「検索」ボタンをタップします。
検索した候補の列車が表示されるので、乗りたい列車を選びます。
次に人数、座席タイプ、座席位置を選びます。座席位置選択のところで「シートマップから選択」を選ぶと好きな座席を指定することができます。これは地味にうれしいポイント。窓口購入だと指定しづらいですからね。
何号車の何番、というピンポイントで指定できます。すでに予約で埋まっている席もわかるので選びやすいですね。指定したら「購入情報入力へ」をタップ。
割引選択の画面に移ります。ここで「名阪チケレス割」をタップ、さらに「選択」をタップします。「いずれの割引も選択しない」を押してしまうと割引が適用されないので注意してください。
お客様情報入力、クレジットカード情報入力の画面に移りますので名前、カード情報を入力します。利用規約に同意しますの箇所にチェックを入れ、「購入内容確認」をタップします。
最後に確認画面になりますので内容に間違いなければ購入ボタンをタップして購入完了です。
購入した情報はメールでも届くので予約した列車の時間や席番号を忘れてしまっても安心です。また購入した後でも3回までなら乗車する列車や座席を変更することができます。この変更もネットから行います。
ネット予約なので24時間OKだと思いがちですが、チケットレス特急券の予約・購入の利用時間は5:30~23:45となっているのでこの点は注意しましょう。
まとめ
近鉄特急アーバンライナーには、金券ショップとネット予約を組み合わせて3,430円~3,830円あたりで乗ることができます。以前の「近鉄名阪まる得きっぷ」に近いお得感があると思います。
あとチケットレス特急券は「名阪チケレス割」で安くなること以外にもいいところがあって、特急券購入の窓口に並ばなくていいんですよね。特に近鉄名古屋駅の窓口は結構混むんですよ。もうすぐアーバンライナーに乗る時間なのに!間に合うのかこれ!ってドキドキしたことが何度かあります。
そういった不安がないのもグッド。例えば名古屋駅に向かっている電車の中でもスマホひとつで特急券が購入できますからね。便利な世の中になりましたわ。
個人的には大阪名古屋間の移動はアーバンライナーしか考えられません。新幹線よりはゆったりした移動ですが、それもまた良し。
この記事がアーバンライナーに安く乗りたい!と考えている人にとって参考になればうれしいですね。それでは良きアーバンライナーライフを!