若い人にもおすすめしたい復活してほしい邦楽ロックバンド

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2018年上半期、バンド界隈最大のニュースは何と言ってもELLEGARDENの復活

活動休止から10年、遂に活動再開すると発表されたときはそれはもう、バンドファンは歓喜の渦。これよりスゴいニュースないでしょう。間違いない。

そんな嬉しい発表を聞いてふと、あのバンドも、もひとつあのバンドも復活してくれたらなあ……って思いませんでした? 僕はめっちゃ思いましたよ。

ということで、個人的に復活してほしい邦楽バンドに思いを馳せてみましたのでご紹介します。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

世界の終わり / thee michelle gun elephant

1991年結成。パブロック、ガレージロックをベースにブルース、ロカビリーの要素も取り入れたサウンドが特徴的な4人組ロックバンド。2003年解散。

もう最高に好きなバンド。僕の青春時代に強烈な爪痕を残してくれたバンドです。曲はもちろん、その佇まい、見た目、生き様、全部がクールでスタイリッシュで、ロックンロールバンドってスゲェんだぜ!ってことを教えられたように思います。

好きすぎてモッズスーツに走ったし(メンバー御用達の「洋服の並木」のことめっちゃ調べた)、Dr. Martensのサイドゴアブーツ履いてたし、WORLD WIDE LOVE!の服めっちゃ買ってたし。

ギターのアベフトシが2009年に亡くなってしまったので、もう二度と再結成はできません。そういうところも含め、もはや伝説のバンドと言っても過言ではないでしょう。

BLANKEY JET CITY

Blankey Jet City ガソリンの揺れかた

1987年結成のスリーピースロックバンド。2000年に解散。

このバンドもめちゃめちゃ好きなバンドです。僕の中ではミッシェルとあわせて2大ロックンロールバンド映画のような物語性がある曲の世界感、ソリッドなサウンド、叙情的な歌詞、色気すら感じる佇まいが今でも最高にカッコいい。

椎名林檎をはじめ、後のアーティストに影響を与えまくっている、まさに本物のロックバンド。こういうバンド、もう出てこないんじゃないかなと思わせるくらいの強烈の個性があります。

僕ももれなく影響を受けて、ベースの照井利幸が始めたブランド「CELT&COBRA」のつなぎ買いましたからね。めっちゃミーハー。今でも持ってるよ。

DOPING PANDA

DOPING PANDA : MIRACLE

1997年結成のスリーピースロックバンド。ギターロック、メロコア的なサウンドから始まり、徐々にニューウェイブ、エレクロニカといった要素を融合させたサウンドが特徴。2012年解散。

通称ドーパン。このバンドもマジでたまらなく好きです。未だによく聴きます。

今でこそ、夜の本気ダンスフレデリックKEYTALKなどに代表される、市民権を得た感のある踊れる系ロックバンドですが、この先駆者は間違いなくドーパンだと勝手に思っています。

キラキラに輝くサウンド、「ロックスター」と自称するボーカルギター、フルカワユタカのキャラクター。ライブも最高に踊れて楽しい魅力溢れるバンドでした。

踊れるアッパーチューンを連続演奏する、ライブ後半の「無限大ダンスタイム」が最高に楽しかった。もっと売れてもよかったバンド。というか売れると思ってたよ……。それがミラクルを起こす前に解散なんて。当時めちゃめちゃショックだったことを思い出しますね。

ちなみに20181月にフルカワユタカ主催の活動20周年&ソロ5周年記念ライブイベント「5×20」でその日限りのドーパン復活を果たしています。知ってたら行ってるって……い、行きたかった……

東京事変

東京事変 – 閃光少女

2003年結成の5人組バンド。2012年閏日に解散。

椎名林檎を中心に集まった個性派音楽家集団。元々キャリアのある人たちが集まって結成しているので、なんというか最初から強い。

それぞれがプレイヤーとして確かな実力を持っているもんだから、バンドになるとまたその表現力が半端ない。職人たちが一致団結してひとつのクリエイティブを作り上げていくようなイメージが、クールでカッコいい。

東京事変というくらいだから、2020年、あるんちゃうの!?!?ワンチャンあるんちゃうの!?!?とか勝手に予想。

GOING STEADY

1996年結成の4人組パンク・ロックバンド。2003年解散。

所謂「青春パンク」ブームを象徴するバンド。通称ゴイステ

感情剥き出しのライブ、甘酸っぱくて男臭くて自分の弱さや情けなさも曝け出す歌詞、汚いものが美しいってことを教えてくれたバンドです。ライブはもうめちゃくちゃでしたが、それがまた良かった。

いつ聴いても思春期特有の恥ずかしいような、でもどこか誇らしいような、青春時代の何とも言えない気持ちを思い起こしてくれます。

現在はボーカル峯田和伸が「銀杏BOYZ」として活動中。ゴイステ時代の曲も引き継いで歌っているので、ファンとしては嬉しいですね。アレンジめっちゃ変わってるけどね。

NUMBER GIRL

NUMBERGIRL 鉄風鋭くなって

1995年結成の4人組オルタナティヴ・ロックバンド。2002年解散。

日本のオルタナシーンに絶大な影響を与えたモンスターバンド。通称ナンバガASIAN KONG-FU GENERATION凛として時雨などがその影響を受けていると言われていますね。

尖りに尖ったギターサウンド、「繰り返される諸行無常」な歌詞、オルタナティブロックバンドの何たるかを示してくれたバンドです。

現在もメンバーそれぞれ活動中。特にナンバガの象徴的存在、向井秀徳率いる「ZAZEN BOYS」がナンバガ時代に拍車を掛けてエゲツない。

SUPERCAR

[LIVE] Supercar – YUMEGIWA LAST BOY (Live Ver. from MORRIC)

1995年結成の4人組ロックバンド。2005年解散。

先ほどのナンバガと同じく、今なお後続のバンドに影響を与え続けるバンドであるSUPERCAR独自の世界観を持ち、その活動の中で多様な音楽性を取り込みリリースのたびに進化した姿を見せていました。

映画「ピンポン」の主題歌「YUMEGIWA LAST BOY」が有名ですね。

2017年にデビュー20周年を迎え、20184月にその記念盤としてオールタイムベストアルバムを発売。解散から時間が経つのにベストが出るなんて、それだけ待ち望むファンがいるバンドということですね。

BEAT CRUSADERS

ライブ BEAT CRUSADERS – LOVE DISCHORD [LIVE]

1997年結成の5人組ロックバンド。2010年解散。通称ビークル。

元祖覆面バンド。今で言うならMAN WITH A MISSIONですかね。お面とオオカミは違うけど。聴きやすくもエモーショナルなギターポップを鳴らすバンドです。アニメ「BECK」の主題歌「HIT IN THE USA」がヒットして一躍有名になったような気がします。

中心メンバーであるヒダカトオルのキャラクターもいいですね。この人、音楽の造詣がめちゃ深い。話聞いてるだけでも楽しそう。

現在ヒダカトオルはTHE STARBEMSで活躍中。お面は卒業してよりラウドなサウンドになっていて、こちらもカッコいいです。

PENPALS

【PENPALS】TELL ME WHY~A.F.O.K./2005

1996年結成の3ピースロックバンド。後期は1人増えて4ピースとして活動。2005年解散。

個人的に好きでよく聴いてたバンド。力の抜けたシンプルなオルタナティブサウンドと、ざらついたボーカル、キャッチーなメロディが魅力でした。

Dragon Ashの主催イベント「TMC」に出演し、RIP SLYMEスケボーキングラッパ我リヤなどと共にシーンを突っ走っていました。TMCでは若干異端だった気もしますが。ですがKJも認めるようなカッコいいバンドだったんですよ。

アニメ「ベルセルク」の主題歌「TELL ME WHY」や日本語パンクロックにシフトした「ラヴソング」あたりが有名ですね。

2016年に一夜限りの復活ライブを開催しています。

トルネード竜巻

トルネード竜巻「パークサイドは夢の中」

1998年結成の4人組ポップバンド。2009年活動休止。

まずバンド名がセンスありすぎ。トルネード竜巻て。

ミクスチャーバンドかと思わせるバンド名のくせして、まさかのポップで気持ちいいサウンド。でもただポップなだけではなく、ジャズやプログレッシブロック、轟音ギターやノイズを交えた複雑な構成の曲もあったりとかなり奥深いバンドだと思います。もっと聴きたかったバンドです。

まとめ

どのバンドも復活してほしいのですが、半面、復活して全盛期のいいイメージが壊れるのなら、今のいい思い出のままの方が……という気持ちも少なからずあります。復活しない方がカッコいい、ということもありますもんね。

他にもTHE MAD CAPSULE MARKETSFACT、BOOM BOOM SATELLITES、alaなど……挙げたらキリがないですが、解散、活動休止が惜しいと思うバンドはたくさんあります。いつかは終わってしまうんですね……諸行無常。

今回紹介したバンドを知らない人やあまり聴いたことがなかった人は、是非一度聴いてみてほしいです!そして知ってるぅ!って人は共感してください!ではまた!

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