どうも。ケンスです。車で出かける時、ドライブする時に欠かせないものといえば「音楽」でしょう。
運転中、完全な無音って人は少ないんじゃないかな。個人的にはドライブ中は音楽を聴くこと当たり前ですし、車という空間で聴く音楽ってなんか好きなんですよね。
普段、音楽はスマホで聴くことがほとんどなので、スマホ内の曲やSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスを車でも同じように聴きたい。スマホと車のカーオーディオを接続してスマホ内の音楽を聴きたい。
今どきはスマホとカーオーディオはBluetooth接続するのが主流なんでしょうけど、愛車のカーオーディオが古くてそんなことはできないって人もいるでしょう。はい、僕もそうです。
そんな時に役立つのが「FMトランスミッター」。
FMトランスミッターは車のFMラジオチューナーを経由して音楽を流すので、FMラジオさえついていればスマホの音楽を車で聴くことができます。古いカーオーディオでも問題なし。
FMトランスミッター自体は随分前から使っていたんですけど、今回買い換えまして、それが「Anker Roav FM Transmitter F2」。モバイルバッテリーが有名なAnker(アンカー)から発売されたFMトランスミッターです。
これまでのFMトランスミッターより確実にいいです。なんといってもノイズレス。雑音なし。そして途切れない。これだけでも価値ありかと。早速レビューをお届けしたいと思います。
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FMトランスミッターとは
FMトランスミッターとは、接続したスマホやデジタルオーディオプレーヤーの音楽を車内のFMラジオから流すことができるオーディオ用アクセサリーのこと。
スマホとFMトランスミッターを接続し、スマホで音楽を再生するとFMトランスミッターが再生された音楽をFMラジオの電波に変換して送信します。送信された電波をFMラジオで受信すると、ラジオを通じて車内に音楽が流れるという仕組み。
スマホとFMトランスミッターを接続する方法はBluetoothで接続するタイプが一般的です。ていうかほぼコレですね。
接続という言葉を使っていますが、Bluetoothだと無線だし、一度ペアリングすれば以降は自動で接続されるものがほとんどなので「接続する」という感覚はなくて、自動で繋がる感覚で使えます。
またFMトランスミッター本体の電源は、シガーソケットから給電するタイプががほとんどです。これもぼぼこのタイプ一択。
車のシガーソケットに挿してエンジンをかけると電源が入ってFMトランスミッターを使うことでできます。基本的にはシガーソケットに挿しっぱなしになると思うので、電源のことを意識することはないですね。便利です。
今回購入した「Anker Roav FM Transmitter F2」もBluetooth接続でシガーソケットに挿すタイプです。
「Anker Roav FM Transmitter F2」開封レビュー
実際に購入したFMトランスミッター「Anker Roav FM Transmitter F2」がこちら。
まずは外箱の写真。
オレンジをキーカラーにしたキレイなデザインのパッケージ。海外のものは余計なことが書いてなくてスッキリしたものが多い印象ですね。
箱の中身はこんな感じです。FMトランスミッター本体と取扱説明書が入っています。
本体にはUSB端子が2つと、下部に操作用のボタンが配置。左右の矢印ボタンで前の曲、次の曲に飛ばしたり、FMの周波数を選択します。電話マークのボタンはハンズフリーで電話を受けたり、FMの周波数選択モードに切り替えるときに使います。
本体の大きさは縦約4cm×横約3cm、奥行き約6cm。重さは約40g。
実際に使ってみました
まずは「Anker Roav FM Transmitter F2」を車のシガーソケットに挿します。エンジンをかけると自動でBluetoothの接続先を探しだすので、スマホの「設定」から「Bluetooth」を選択し、「Roav F2」で始まるデバイス名をタップします。
この状態でスマートフォンの「設定」から「Bluetooth」を選択し、「Roav F2」で始まるデバイス名をタップします。これでAnker Roav FM Transmitter F2とスマホのペアリングが完了。
次にAnker Roav FM Transmitter F2とカーオーディオのFM周波数をあわせます。デフォルトでは「90.0MHz」になっているのですがこれはお好みで。一旦デフォルトの周波数でやってみます。
Anker Roav FM Transmitter F2の周波数を「90.0MHz」に、カーオーディオ側も同じく「90.0MHz」に設定します。この状態でスマホから音楽を流すと……カーオーディオから音楽が流れてきます。やったぜ。
FM周波数は78.0〜90.0MHzの間で0.1MHz単位で設定できます。FMラジオ局の周波数周辺に設定すると混信することがあるので使用されていない周波数を選ぶようにしましょう。
一度ペアリングが完了すれば次からは自動でペアリングしてくれます。エンジンをかけるだけでペアリング完了。「ペアリングが完了しました」という音声案内が流れます。
またAnker Roav FM Transmitter F2にはUSB端子が2つ付いているので、スマホやタブレットの充電ができます。
2つの端子のうち、上部の「IQ」のアイコンがある端子はAnker独自技術の「PowerIQ」を搭載しており、接続した機器に適した電流を流してフルスピードで充電することができるとのこと。
USB端子の出力は2.4Aと1.5A。合計で最大3.9Aの出力で2台同時の充電も問題なくこなしてくれます。
ハンズフリー通話、専用アプリもあります
さらにハンズフリー通話も可能。電話がかかってきた時に、Anker Roav FM Transmitter F2本体の電話ボタンを押すと通話開始。カーオーディオから電話相手の声が流れてきます。
こちらの声は本体のマイクで拾うのですが、シガーソケットの位置によってはマイクが遠いので若干声を張らないといけないかもしれません。
Anker Roav FM Transmitter F2には専用アプリがあり、このアプリから設定変更や独自の機能を使うことができます。ちなみにこのアプリを使わなくても基本機能は使えるので不要な人はインストールしなくても問題ありません。
アプリ独自の機能としては車のバッテリーチェックや駐車位置を記録するカーファインダーがあります。周波数の変更などの基本設定もアプリで操作可能。
「Anker Roav FM Transmitter F2」のいいところ・残念なところ
まずはなんといってもノイズレス。これまで使っている感じではまったく雑音はありません。接続が途切れることもなし。音質も特に問題はないですね。
以前のFMトランスミッターは近くの他の車が同じようにFMトランスミッターを使っていると混信することがよくあったのですが、これもほぼありません。
FMトランスミッターの不満って雑音や途切れることでせっかくのいい音楽が不快に感じちゃうことなんですよね。以前はそんな不満がありましたが、このAnker Roav FM Transmitter F2はかなり優秀です。
メインはブラック、アクセントにオレンジをつかったデザインもいいですね、車のなかで悪目立ちもせず、でもちょっと品があってカッコいい。
残念なところはそんなにないですが、強いて言えばペアリングまで若干遅い気がします。以前使っていたものに比べると、ですが。
あと「ペアリングが完了しました」という音声が男性の声なんですよね。こういったナビゲーションの音声って女性の声がいいなって思いません?男性の声はちょっとしっくりしない感じがあります。
でもこれは専用アプリから女性の声に変更可能ですので大きな問題ではないかもですね。
よく似た同じシリーズとの違い
「Anker Roav FM Transmitter F2」とよく似たものに「Anker Roav FM Transmitter F0」があります。商品名は末尾の「F2」と「F0」の違いのみ。デザインも良く似ています。
「Anker Roav FM Transmitter F2」がAnkerのFMトランスミッター第1弾として登場し、その後に「Anker Roav FM Transmitter F0」が第2弾として登場しました。
第2弾である「F0」は第1弾の「F2」より機能を絞り込み、よりシンプルになっていて、その分価格も安くなっています。
大きな違いとしては「F0」は専用アプリがないことと、USB端子の出力が大きいこと。アプリの機能を絞りつつも充電能力は上がっています。
まとめ
FMトランスミッターのなかではベストといっていいんじゃないかなと思います。FMトランスミッターの一番気になるところ、ノイズや雑音がまったくないというのがマジ素晴らしい。ストレスフリー。
USB端子があってスマホの急な充電もできるし、ハンズフリー通話も可能。それでいて価格は約3,000円なので十分安い。
カーオーディオがBluetooth接続非対応だからスマホと接続できない、音楽が聴けないという人の救いとなるアイテムです。僕もガッツリ救ってもらってます。