ACIDMAN presents 「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」に行ってきました(後編)

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ACIDMAN presents 「SAITAMA ROCK FESTIVAL “SAI”」のレポ続きです。
前編はこちら

BRAHMAN

圧巻の一言。格闘技ですか?というくらいの熱いステージ。
「ACIDMAN20周年、全力でお祝いするのは俺達BRAHMAN、始めます」とお決まりのMCがまたカッコいい。「ANSWER FOR…」とか激熱でしたわ。「鼎の問」では1曲丸々ステージから降りて観客の上に立ってのパフォーマンス。鬼がいました。曲のメッセージ、その佇まい。完全に見入ってしまいました。硬派なステージのあとに「大木のハットの中には、う…薄毛じゃなくて、宇宙が詰まってる」なんていうMC。昔は一切MCがなくて、それがいいという人もいるだろうけど、こういう声が聞けるのは楽しいと思う派です。その後にキチッと想いの込もったMCもしてました。そしてラスト、細美さんを呼び込んでの「今夜」。おお!細美さん観れた!

1. THE ONLY WAY
2. 賽の河原
3. BASIS
4. SEE OFF
5. BEYOND THE MOUNTAIN
6. 不倶戴天
7. ANSWER FOR…
8. 警醒
9. 鼎の問
10. 今夜 feat.細美武士

BRAHMAN 「今夜」MV

RADWIMPS

一つ前のBRAHMANが先輩枠でこのRADWIMPSが後輩枠。唯一の後輩バンドとしての出演。個人的にも今回唯一の初見。「前前前世」「おしゃかしゃま」「いいんですか?」あたり聞けて満足。前前前世みたいな誰もが知る曲を持ってるってこういう時強い。単純に楽しかったです。そんな若いわけじゃないだろうに、やけに若く感じたのは何だろうな(笑)。

1. 夢灯籠
2. 前前前世
3. 05410-(ん)
4. 棒人間
5. DADA
6. おしゃかしゃま
7. いいんですか?

前前前世 (movie ver.) RADWIMPS MV

Dragon Ash

ACIDMAN大木さん曰く「同世代で一番夢を叶えたバンド」。確かにこの年代を代表するバンドだと思う。「Stardast」「Mix It Up」「Ode to Joy」と前半は今年出したアルバムからの曲で、今の姿を示すステージング。Ode to Joyの間奏でkjが「ACIDMANにバンドマンである証明を!」と叫ぶと、そこからまさかのACIDMAN「ある証明」のカバー!これはめちゃめちゃブチ上がりました!めちゃ自然に歌い出すから最初わからんかったわ(笑)。粋すぎるぞkj。kenkenの魔貫光殺砲を打ちまくるパフォーマンスからの「The Live」。つか魔貫光殺砲凄かった。うますぎる(笑)。ラストはスーパーアンセム「Fantasista」。MAN WITH A MISSION トーキョー・タナカ、10-FEET TAKUMA、ACIDMANの一悟と豪華メンツが乱入。お祭り感満載のフィナーレ、最高でした。

1. Stardust
2. Mix It Up
3. Ode to Joy
4. The Live
5. Jump
6. Fantasista

Dragon Ash「Fantasista」

ストレイテナー

このバンドも2人組の時から好きです。よく大阪のRUSH BALLというフェスで観てたイメージ。めちゃめちゃカッコイイバンドなんです。でも観るのはかなり久し振りだから、ACIDMAN以外で一番楽しみにしてたかも。1曲目「ROCKSTEADY」からもう完全にカッコいいすわ。テナーも来年結成20周年で、その記念にトリビュートアルバムを出してて、そのアルバムに参加してるバンドが何組も出演していることから「今日、もう俺たちのフェスだよね(笑)」なんてジョークも飛ばしてました。その流れからACIDMANがカバーした「SIX DAY WONDER」、THE BACK HORNがカバーした「シンクロ」。ありえんカッコよさ。酔いしれる。「俺たちはフェスはできないな〜」と言ってたけど来年この日と同じメンツでやってくれても行くよ。てかやってほしい。

1. ROCKSTEADY
2. シーグラス
3. SIX DAY WONDER
4. シンクロ
5. DAY TO DAY
6. 冬の太陽

ストレイテナー – SIX DAY WONDER

ACIDMAN

いよいよこの日のメインアクト、ACIDMANの登場。この時点で20時。10-FEETから9時間、疲れはあったけど気持ちの高ぶりは止まらない。この時のために、遠路遥々行ったわけやから。お馴染みのインスト「最後の国」が流れてクラップで出迎える。しかし気持ちが逸りすぎてまさかのフライングクラップ。は、恥ずかしい。まあそんな気持ちは一瞬で、待ちに待ったACIDMANのライブが始まればもうその世界観に包まれるのみでした。

1曲目が「新世界」。いきなりのアッパーチューンでブチ上がります。完全にエモーショナル。続いて「FREE STAR」。今までただ大人しくぶら下がっていたミラーボールがここで遂に回し出しました。この規模の会場でのFREE STAR。ミラーボールの光とともに圧巻の景色。

「いつもは『自由に楽しんで』って言うんですけど、今日だけは自由に楽しまないで。『思い切り楽しんでください!』」こんなMCもまた感動。20周年のお祝い感が溢れてる。次は「ミレニアム」。今のACIDMANの最新形がこの曲。爽やかな疾走感が気持ちよくて、好きなんです。ライブで観るのは初だったので軽く感動しました。この後は「赤橙」へ。最新曲とプレメジャーデビューシングル曲を繋ぐ、バンドの歴史を感じさせるセトリ。赤橙はいつ聴いても名曲。たまんねえよ。

それから「最後の星」、「世界が終わる夜」と壮大なロックバラードがフロアを包みます。「人は死ぬ。どんな金持ちでも貧乏人でも平等に死は必ず訪れる。だからこそ、生きている今この瞬間を大切にしてほしい。」という一貫したメッセージを歌い続けているACIDMAN。
ファン的には何度も聴いてきたメッセージですが、この特別な日に聴くとまた響き方も違ってきます。

そしてまさかのサプライズで東京スカパラダイスオーケストラの谷中さんと加藤さん登場!「俺たちの恩人です!この人たちがいなかったら俺たちはここにいません!」と紹介してからの「ある証明」!これはエグい!ただでさえエモーショナルな曲がよりエモーショナル!エモーショナルのインフレや!この流れのまま「飛光」へと続き盛り上がりは最高潮に。いやヤバかったよこれは。普段のワンマンとかはあんまりダイバーとかいないけど、今回はフェスってことでダイバー続出!こういうのもいい!

そして「ALMA」へ。ACIDMANを代表する壮大なバラード曲の最高峰にして、ファンの人気投票でも1位になった名曲を演奏。美しい。ただ美しい。星が見える。と思ってたら本当に星(星型の紙)が降ってくる演出。憎いねー!たまらんかったね。

「最後、みんなで一つになりましょう!」と叫んでからの「Your Song」。ずっとライブの締めを担ってきたこの曲。本当に最後なんだなと思いながら、この最高の時間が終わってしまうんだなと思いながら、バチバチに湧きました。何度も「ありがとう!」と叫ぶ大木さん。いやこちらこそやで!最高の時間をありがとう!!!

SE. 最後の国 (introduction)
1. 新世界
2. FREE STAR
3. ミレニアム
4. 赤橙
5. 最後の星
6. 世界が終わる夜
7. ある証明
8. 飛光
9. ALMA
10. Your Song

ACIDMAN – ミレニアム MV
ACIDMAN – ある証明(LIVE TOUR"ALMA" in 日本武道館)

ライブが終わった後、「べタなやつやっていいですか?」と全バンドを呼び込んで、客席をバックにして記念撮影。こういうのもフェスならでは。ACIDMAN自身がこのお祝いの祭を楽しんでいるようで、こちらも笑顔になりました。

今回の「SAI」、同世代のバンドに囲まれて駆け抜けたフェスとなりました。
同じ時代を生きて、苦楽を共に切磋琢磨してきた関係性。そしてそれを20年続けてきたこと。本当に頭が下がるし、そして羨ましい。自分もデザイナーというクリエイターとして、そんな関係性に憧れを抱きました。まあ今から20年の付き合い始めるのはハードル高すぎるけど。

ACIDMANはこれからも変わらずに同じメッセージを伝え続けていくんだろうなと思う。そんなACIDMANがやっぱり変わらず好きです。
ありがとうACIDMAN!結成20周年おめでとうございます!!!保存保存

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